今日は朝からお寺へ仕事に行って来ましたよ~

サウンドエコーの岡部です。
会社近くのお堀のサクラもせっかく満開っぽくなったのに雨が降ったり、1日どんよりとした天気でしたよね。
ちなみに明日も曇り時々雨みたいですよ・・・

さて、今日はですね朝から旧群馬町、今は高崎市のお寺へ仕事に行ってきたんですけど、そもそもお寺で何の仕事があるんだ・・・?っていうか、ソニーショップとお寺ってなんかピンときませんよね。(笑)

で、何の仕事かというと、屋外へ張ったテントの中にモニターを設置して画出しの仕事です。


これはお寺の本堂に入りきれなかった方に本堂内の法要の様子をこのテント内で見ていただこうというものです。
まあ~そう頻繁にやってるわけではないですけど、でもちょくちょくやってます。(^^)
今回は人数もそう多くない・・・ということで設置したモニターは1台ですけど、人数が増えれば2台、3台と必要になってきます。
本堂の様子をリアルタイムに流すので、本堂にはカメラを1台入ました。


で、このカメラで撮影した映像を外へ送り出すのが主な仕事なんですね~

せっかくなので、どんな風にして外へ画出ししているのかちょっと紹介してみよう~と思います。
先に言っておきますけど、機材にお金かければもっとカッコイイ方法があるとは思いますよ。

まずビデオカメラですけど、普段使用しているのは「HDR-AX2000」です。最近は4Kカメラも出回ってきましたけど、送出が4Kではないので今のところはこのカメラでも十分ですね。

小型のハンディカムと比較すると大きく感じますけど、それでもコンパクトにまとまっていて使いやすいと思います。そして小型のモデルと違って主に使用するボタンは外へ出ていたり、またスイッチに機能を割り付けたりすることができます。これがなかなか使い勝手がイイです。

普段はこんな感じで機能を割り付けてます。


赤く囲ったところがカスタムボタンです。
「1 手振れ補正ON/OFF」・「2 逆光補正」・「3 ピーキングON/OFF」・「4 ZEBRA」・「5 AE SHIFT」・「6 カラーバー」とこれが結構よく使う機能ですね。
隣の緑色で囲ったところがAUDIO LEVELになります。チャンネル個別に操作が可能になってます。

音を拾うためのマイクはカメラ本体に内蔵されていますけど、外部マイクを取付ることができます。
外部入力端子があります。

 
INPUT1/INPUT2と2入力あります。今回はINPUT2に外部マイク入れて運用してます。同時にINPUT1に外部の音響卓からの音声を入力して音声記録することも可能です。

その時の入力切替がこちらにあります。


この外部マイクのように電源が必要なコンデサーマイクであっても、カメラ側から+48Vをマイクへ送ることができるので、外部電源の必要がありません。
そして記録した音声は最終的にINPUT1の音声を使うか2の音声を使うかは編集の段階で選択することもできます。

さて、記録は何にするのかというとSDカードです。だいたいそうですよね。内蔵メモリーかSDカードだとは思います。このカメラは内蔵メモリーは積んでないのでSDカードを入れます。


このクラスのカメラになるとAとBの2つのスロットがあります。BスロットにSD入れてませんけど、本当は何かあった時のために予備をいれておくのが正解です。

ここで注意ですSDカードですけどあまりにも安~いSDカードはビデオカメラで使うのは危険です!バッファーからSDカードへの転送が遅く追いつかないため、再生したらモザイク画像で画にならい可能性を秘めてます。
過去当店に来店されたお客様で「撮影したけどモザイクでどうにも見えない・・・」と相談をうけたことが数件ありましたけど、その状態で記録されているため修復不能です。なのでビデオカメラで使用する際は少し金額は張りますけどCLASS10のものをオススメしますね。

さて、ここからが家電店ではあまり見ることのない物を使用します。


カメラからの出力はHDMI出力ですが、HDMIケーブルを何十メートも外まで引くわけにはいかいためこのBOXでHDMIからSDIに変換して伝送します。
SDI、正式には「シリアルデジタルインターフェイス」というんですけど、ビデオ伝送規格のひとつです。非圧縮のデジタル映像とデジタル音声を同軸ケーブル(5CFB規格以上のケーブルが理想?)1本で伝送できるっつー規格です。コネクターにはBNCコネクターを使用します。
と、ざっくりな説明ですけどそんな感じの規格です。

同軸ケーブルでモニターまで配線します。
そしてモニター側で今度は「SDI to HDMI」このBOXでHDMIに戻すという方法です。


ちなみにこの時の映像の遅延は約2フレームです。

さらに別のヶ所にモニターがある場合はこのBOXからパラっていくことができます。その場合さらに約2フレームの遅延が発生しますので、2台目のモニターには合計で約4フレームの遅延が発生することになります。
とは言え、対比させるものがないので約4フレームの遅延はさほど気にはならいと思いますが・・・

で、カメラ側から映像を送出するとこんな風に映るんですね~ とりあえずカラーバーですけど。


 
そして音響はいつも大変お世話になってるKさんに出動してもらいました。
そしたらまた、スゲーワイヤレスマイク持ってきまして、お寺にこんなワイヤレス必要かっつー別次元のやつです。(笑)


これゼンハイザーのワイレスマイクですけど、テレビの歌番組とかコンサートとかで最近目にするものです。テレビ番組とかで使っているマイクをあまり意識して見てはいないと思いますけど今度気にして見て下さい。きっと使ってます。
これは「デジタル特定ラジオマイク」というのですが、使用する周波数は低価格で出回っているB帯ではなくて、TVホワイトスペースチャンネル・470MHz~710MHzを使用しています。簡単にいうと地デジ周波数の隙間を使っているということですね。
このマイクヘッドだけで10万円以上はするでしょう。なのでこれ1本で60万円以上はするか?レシーバー何やかんやで1波数百万はしますよそれが何波もあるわけですからね~スゴイですヘタしたら〇千万とかいっちゃいます。(^_^;)
そんなに予算がないのであとはよろしくお願いしま~す。<(_ _)>

ということで、本日も終了です。
また明日がんばりましょう~(^^)/

以上おしまい。