久しぶりにフォノカートリッジ交換してみましたよ~(^^)

サウンドエコーの岡部です。
久しぶりですね~フォノカートリッジ交換するのって・・・っていうか、どんだけ交換しないで使ってるんだ・・・って話ですよね。(笑)
ということで、かんたんな作業なので行ってみましょう

さて、今回の検体はこれなんですけどね。オーディオテクニカのカートリッジです。
これはお客様からお預かりしたレコードをCD化させるさいに使用しているものなんですけど、最近音が歪んでいるような感じるんです。このカートリッジはVMカートリッジ(デュアルムービングコイル)です。MMカートリッジと同じに使えます。なので針だけ交換でもよかったんですけどここはちょっと新調したいな~と思い、新しいカートリッジを買ってもらいました。(^^)

で、NEWカートリッジがこれです。

SHURE M44Gです。

ん~今じゃ定番ですね! 
価格も手ごろで、製品としてはスタンダードですね。


とりあえずヘッドシェルは今回このまま使うので、カートリッジだけ載せ替えます。

まずはカートリッジをシェルにとめているネジを外します。


このままではネジにドライバーがかからないので、上に載っている針を外します。


これでドライバーがかかる状態になりました。
ちなみに針交換の場合はこのまま新しい針を取付ければ作業終了です。

ネジを外してカートリッジをフリーにします。


このほうがリード線外しやすいです。

今回リード線がきつく入っていたのでピンセットで引っ掛けて外します。


リード線は4本あってすべて挿す位置が決まっていますけどカートリッジ側で色分けされているので気にせず抜いてしまっても大丈夫ですよ。

これは外したオーディオテクニカのものです。

外れたら早速NEWカートリッジ、SHURE M44Gを取付ていきます。

オーディオテクニカのものと比べてみると少し大きいですね。奥行きはあまり変わらないようですけど。

新しいカートリッジには必要な工具など一式付属しています。


M44には薄い鉄板が付属されていて、これは重量かけてスクラッチなどによる針とびをおさえるために使用するよう付属しているそうです。必ず使用しないといけないというものではないようです。なので今回は使用しません。リード線も既設のものを使います。

M44Gの接続もこんな感じで色分けされていますので、リード線を色のとおり接続すればOKです。


接続したらカートリッジをシェルに取付けます・・・が、付属の短い方のネジでもこれ以上入って行きません。
シェルのネジ溝が浅いんですね~(^_^;)


しょうがないので手持ちの取付ネジで合いそうなネジを捜索です。

とっておくもんですね~ありました!ピッタリです!(笑)
取付ネジのところが貫通しているシェルなら全然問題ないんですけどね。
今は何の気なしに作業してますけど、こんな作業が楽しくてしょうがなかった時期があったんですよね~懐かしいですね。(^^)

左右をネジで固定します。

これで完成です~\(^o^)/

さて、完成したらレコードプレーヤーに取付けてみましょう~

レコードプレーヤーはこれです。
TRIO KP-700Dです!古いですね~1983年製です。(笑)
これは私岡部が高校生の時両親に買ってもらったものなんですけど、自宅で遊ばせておいてもしょうがないので会社に持ち込んで使ってます。
けっこう丈夫ですよね~今のところ何の問題もないです。


プレーヤーに取り付けたら針圧調整をしましょう~

M44Gの針圧は0.75g~1.5gと記載があります。
針圧はカートリッジによって違うので必ず指定の範囲内にします。

ゼロバランスをとってとりあえず1.1gかけてあります。


スクラッチで針が飛ぶようならもう少しかけようかな・・・ってところですね。1.5gまでかけると音が少し重くなる感じがするのでこの辺から様子をみるのがイイかと。


今回使用したSHURE M44Gは、ど定番な製品だけにオールマイティに使えるカートリッジですよね。ポップスとかJAZZなんかでもイイ感じだとは思うんですけど、でもちょっと粗い?感じなんですかね・・・表現がおかしい?そんな感じなんですよ。まあ全然問題ないんですけどね。でも交換して正解でしたよ。あの何ともザラザラしたような歪みもなくなって、明日からまたレコードデータ化作業開始で~す。(^^)/