【NEW】高音質設計、リニアPCMレコーダー「PCM-D10」を発売~♪

サウンドエコーの岡部です。
先日ソニーからリニアPCMレコーダー「PCM-D10」が発表になりましたね。本体は長細く、やや大きめな筐体です。このクラスのPCMレコーダーと言うと「タスカム」が有名ですけど、ようやくソニーからも発売になった・・・って感じですね。だいぶタスカムに食われていたと思いますけど・・・
さて、リニアPCMレコーダー「PCM-D10」はどうなんでしょう~(^^)

今回発売になる「PCM-D10」を含めソニーから発売になっているリニアPCMレコーダーは3モデルになります。先に発売になった小型・軽量な「PCM-A10」と「PCM-D100」との中間に位置するモデルですね。

高音質リニアPCM 192kHz/24bitのハイレゾ録音再生に対応

楽器演奏やライブ演奏の録音はもちろんですが、野外での生録も得意です。音源を圧縮しないリニアPCM形式、192kHz/24bitの記録が可能です。
リニアPCM192kHz/24bitのハイレゾ録音・再生を可能にさせるため、高性能部品の採用、そして基盤レイアウトなども最適化させています。

高性能な部品の採用と、基盤レイアウトの最適化と低ノイズと高音質化を実現

ポケットに入るほどの小さな筐体ではなくて、本体はほどほどの大きさがあるため結構余裕をもった基盤レイアウトがされているように見えますけどね。

可動式高感度ステレオマイクロホンを内蔵

内蔵のマイクロホンは可動式になっていて、ソロ演奏や2~3人程度のセッションなど近い距離の場合には、自然で奥行きのある音を録音できる「X-Yポジション」。コーラスやオーケストラなど大人数の演奏をホールなど音源から距離があるような場合には、広がり感が得られる「ワイドステレオポジション」。狙った音を録音する場合は「ズームポジション」と、内蔵マイクを可動させて適切な集音が可能です。


内蔵マイクの指向性は下記の表のとおりです。

2系統のXLR/TSLコンボジャックを装備。外部からのバランス入力に対応

2系統のXLR/TRS(フォン)入力端子が搭載されています。いや~待ってましたー っつー感じですかね~(笑)


コンボジャックなので、外側がXLR(通称キャノン)端子でセンターの穴がTRS(フォン)端子です。TRSの他TSも使用できます。これらの端子が装備されたことで、ミキサー卓から変換無しにLINE接続できますし、鍵盤やギターなどから直接入力も可能ですね。ただギターなどはインピーダンスが高いなどの場合もあるので、ヘッドホンで音声モニターして歪んでしまうようならDIかました方がいい場合もありますけどね・・・ それから、ファンタム電源48Vも供給できるので、コンデサーマイクの駆動もできます。まあ~あたりまえですけど、プッシュロック機構も付いてますよ。

16GBの内蔵メモリー搭載で長時間録音が可能

192kHz/24bitの音質で本体に約3時間15分の録音が可能です。また、外部メモリーを挿入して直接録音することも可能です。
それから、メモリーを切り替えて録音を続ける「クロスメモリー録音」にも対応しています。
内蔵メモリーまたは、SDカードの残量が録音途中で無くなってしまっても、自動的にもう一方のメモリーに切り替えて録音が続行できる機能ですよ。事前に残量を確認してから使用するのが理想ですけどね、まあそんなこともあるでしょう~ そんな時の心強い機能です。

外部メモリーカードは、「SD/SDHC/SDXC」が対応です。

大音量による音の歪みを防ぐ「デジタルリミッター」搭載

2つのADコンバーターを使って、通常の音声用回路とは別に、12dB低い信号を常に確保しているとのことです。突発的に大きな音声が入力されても、その時点まで戻ってデータを差し替えて音の歪みを防ぐそうですよ!ってこれはなかなか気が利いてますよね~(笑) デジタルはあまりにもレベルオーバーになると音なくなったりするので、「もう少しレベル上げて録音したいな・・・」と思ってもちょっと躊躇して、やや抑えめのレベル設定にしちゃうんですよね。このリミッターがしっかり働けば欲しいレベルまで上げて録音ができちゃうな・・・

少し前から録音する「プリレコーディング機能」

RECボタンを押して録音スタンバイ状態にすると、プリレコーディングが開始されます。メモリーに最長5秒間の音声を保存がされます。そうすることで、RECPAUSEボタンを押した時点の5秒前から録音が開始できるので、急な録音機会でも録り逃しが極力防げます。


この機能は「PCM-A10」にも搭載されている機能ですね。時々あるんですよね・・・ ボサ~としてたら突然MC入って「ヤバイ!!」っつーのが。(>_<) この機能があればバッチリです。っていうか、ボサッとしてるなって話ですけどね・・・(笑) すみません これビデオカメラにも欲しいですよね、5秒前から撮ってくれる機能!最近はあたま切れがやなので、早めにRECスタートして無駄にまわしてますけど・・・

Bluetooth オーディオ機器でワイヤレス再生

リニアPCMレコーダーと言えども今風です。Bluetoothスピーカー・ヘッドホンなどと接続して、録音したファイルをワイヤレス再生することが可能です。しかも、NFCも搭載されているので、対応機器とはワンタッチで接続が可能です。

容易な録音レベル調整

録音レベル確認・表示も意外と細かく作られいて、大型の機材にも引けをとらない感じなんですよね。
●LRのチャンネルのピークレベルを3つのランプで表示します。(-20dB/-12dB/Over)
●LRそれぞれのピークレベル表示


そして、ここがなかなか細かく作り込んできたな・・・ってところですけど、LRのチャンネルそれぞれ独立して設定が可能な作りになっているんですね。

ヘッドホン出力音声チャンネルの切り替えに対応

録音モニターまたは再生時に、モニターしたいチャンネルのみを選択できるようになってます。

ミキサー卓からのLINE入力だったらそんなに気にしないですけど、エアーの録音だと意外に気になっちゃうんですよね~モニター切り替えできるのは、なかなかイイですね。

スマートフォンで遠隔操作できる「REC Remote」

スマートフォンに録音専用アプリ「REC Remote」をインストールすると、Bluetooth機器を使って、スマートフォンからリニアPCMレコーダー「PCM-D10」の操作が可能になります。PCM-D10を固定しても離れた位置から操作ができるため、操作した際の操作音などが録音されてしまうと言うことも極力防げますね。

さて、リニアPCMレコーダー「PCM-D10」は、ただいま先行予約販売中で2019年1月26日発売予定です。(^^)/


>商品情報
リニアPCMレコーダー
PCM-D10
先行予約販売中
ソニーストア販売価格 49,880円+税

2019年1月26日発売予定です。