今となっては貴重品!ちょっと懐かしいものシリーズ・・・(笑)

サウンドエコーの岡部です。
当店のお客様N様所有のちょっと懐かしくチョー貴重品!「DATウォークマン」ですよ~(^^♪
若い方はきっと「なんだそれ・・・?」って言うのかもしれませんけど・・・
N様「DATウォークマン」を持っているというだけでなくて、保存状態も大変良くて完全動作することにさらにビックリです!
ということで、これです~

ジャーン!!!!

TCD-D3です!

外形寸法(mm)で幅85.2×高さ40×奥行120.1になります。
質量がバッテリー含んで約630gです。

このTCD-D3の発売は1990年11月10日発売で、希望小売価格が98,000円+税でした。かれこれ30年くらい前の商品ですね。
DATのポータブル機が出てきたのは少し前で、1987年12月21日発売の「TCD-D10」通称「デジタルデンスケ」が最初でしょうかね・・・それまではポータブル機はカセットテープでしたからね。
そうそう、1987年は僕が就職した年ですね。あ~今のサウンドエコーにではないですよ。前に勤めていたところですけどね。ずいぶんと古い話です・・・(笑)

その後DATウォークマンもモデルチェンジをしていくわけですけど、1993年3月10日に「TCD-D7」希望小売価格69,800円+税、同日DAT再生専用機「WMD-D1」希望小売価格49,800円+税、1995年9月21日に「TCD-D8」価格オープン、そして1997年7月1日に「TCD-D100」価格オープンとなっていきます。

この頃のポータブル機は、カセットテープあり、DATあり、そして平行して1992年11月1日にはMDのポータブル第1号機「MZ-1」希望小売価格79,800円+税、MDウォークマンも発売され、同日合わせて、MD再生専用MDウォークマン「MZ-2P」希望小売価格59,800円+税が発売になってますね。
今にして思えば色んな選択肢があったんですね~(^.^)

【TCD-D8】

【TCD-D100】

この「TCD-D100」がDATウォークマンの最終モデルで、これを最後に終息していったんですね。

でもソニーさんポータブルDATなんてよく作ったな~なんて思いませんか?DATはアジマス記録方式でしょ?これ振動とかで少しでもズレたらデジタルの突き刺さるようなノイズが発生するわけで、据え置きのデッキだって大変なのに、ポータブルですからね、相当苦労したのではないかな~なんて思ったりして・・・

ということで、ザックリですけどDATウォークマンをひも解いてみました。(笑)

で、そのN様の「TCD-D3」ですが、液晶表示管に若干キズはあるものの状態は凄くイイ感じです。
改めて見ると、そもそも30年前の商品は作り込みがスゴイですね。 
操作ボタンにしても、現在ような押しているのかいないのかわからないようなボタンではなく、「押した!」と感じられるような作りです。

基本的な操作ボタンは上面にありまして、液表示管も上面なんですよね。これは、車載時も想定してこうなっているみたいです。

前面には、電源スイッチ、ヘッドホン端子、REC LEVELやボリューム、AMSなどのボタンが配置されています。

右側面には、MIC/LINE IN、MIC/LINE切換、さらには、MIC ATTが見えます。そして、MIC DC OUT端子もありますね。これはステレオミニミニで5V出力です。

ちょっとわかりづらいですが、左側面には、LINE OUT、DC OUT、REMOT・DIGITAL IN/OUT端子です。

背面にはバッテリーパックが付きます。
が、N様しまいな失くした・・・って言ってました。

付属のACアダプターです。兼充電器「ACP-D3}です。
1時間充電で2時間駆動だっけ?あと単3アルカリ電池でも動作するんですけど、必要本数はなんと12本です!(笑)

TCD-D3にテープ挿入は上部が上に開きます。
ビデオテープみたいに差し込んで蓋を閉めるとローディングします。

ちなみにDATテープ見たことない方・・・は、これです!

DATテープしばらく前まで「DT-60」60分テープですけど10本入り1箱在庫があったんですけど、当店のお客様A様にお買い上げいただきまして、めでたく在庫ゼロ完売になりました~ (^^)/

そもそもN様これで何を録音していたのか・・・って聞いたら、「セント・ギガ」録音していたそうで、録音してかなりの本数があるらしいですけど・・・
っていうか、「セント・ギガ」って覚えてます? ザックリ言うと衛星ラジオですけどね。しかも今にして思うと非常に特殊な?聞き方でしたよね~

ここでまたちょっと「セント・ギガ」ひも解いちゃいますか・・・(笑)
「セント・ギガ」は1991年3月30日「セント・ギガ(St.GIGA」のチャンネル名で、BS3ch-BモードをJSB、(現在のWOWOWです。)から借用して開始された世界初の衛星放送によるデジタルラジオ放送だったんですね。(ここでいうBS3chというのはトラポン番号でリモコンのチャンネル番号ではないです。)AモードがWOWOWでBモードがセント・ギガでした。
そしてこの年の9月1日からはセント・ギガは有料放送になっていきます。WOWOWの受信環境で視聴しるのですが、BSチューナーとJSBデコーダーを使用します。この受信環境で視聴する形になります。視聴料は月額600円でしたね。WOWOWを申し込む際にチェック項目があったと思います。
今では衛星ラジオなんて当たり前で珍しくはないでしょうけど、1990年代前半では画期的?だったんですね。 ん~懐かしいですね。(^.^)

というこで、サクッと書こうかと思ったけど・・・また長くなってしまいました~(笑)

それでは以上です~(^^)/